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2004年 09月 15日
中村獅堂演じる「橋本捨助」。ドラマの「狂言回し」として大活躍である。佐久間象山の暗殺現場には出くわす、逃亡中の桂小五郎のつなぎ役はする、その上今では長州の「天狗」。おりょうに彼がやたら絡むのも、実は彼が「坂本竜馬暗殺」の現場に出くわすための伏線なのではと。
もちろん、この捨助は架空の人物である。NHKの公式サイト、登場人物紹介欄にもわざわざ「架空の人物」であることが書いてある。 ところで。実は、橋本捨助に似た名前の隊士が実在してたのだ。名前は「松本捨助」。つい最近、新撰組に関する書物を読んでいて発見した。 さらにこの「松本捨助」氏について調べていく。武蔵野国多摩郡出身。土方の遠縁らしい。浪士組入りを家族に反対され、その後京に上って新撰組入りを希望するが土方に断られ・・・・。 なんだか獅堂捨助とやたらかぶるのである。もしこの後、獅堂捨助が新撰組に入隊などしてしまったらまさに「松本捨助」(松本は慶応三年に新撰組入りを許されている)。まあ、ストーリー上いまさら彼がが新撰組に入ることはないだろうけど(何しろ、長州の元で動いてることが沖田にばれてしまってる)。 思ったのは。三谷さんは、最初全体の大まかなストーリーを最終回まで組み立ててしまい、それから各話を書き始める人らしい。もしかして、この大まかな筋を組む段階では「松本捨助」としてこの役は描かれていたのではないか。ところがあまりにも史実と違う活躍ぶりで、話を組み立てている途中で架空の人物ということにしたのじゃないだろうか。「橋本捨助」として。 まあ、この辺は自分の勝手な想像。すみません。 少なくとも「橋本捨助」のヒントになったのは「松本捨助」だろうなと。この辺は個人的には確信。これで獅堂捨助が新撰組に入隊なんてストーリーが今後出てきたら、ちょっとにやけてしまうでしょう、自分。
by ktysh
| 2004-09-15 18:46
| 新選組
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